2016年10月『B型肝炎』が定期接種に!対象の赤ちゃんは?接種時期に注意!

/ Pixabay

 

赤ちゃんの予防接種として知られている『B型肝炎』。今までは任意接種ワクチンでしたが、2016年10月1日より定期接種化が決定しました!!
 

B型肝炎って?

B型肝炎ウイルスの感染により、急性肝炎や慢性肝炎になる感染症のことを指します。

赤ちゃんへの予防接種は、どちらかというと肝炎の予防というよりも、将来ウイルスが原因で発症するかもしれない「慢性肝炎・肝硬変・肝がん」の予防が目的とされているようです。

感染症予防もしつつ、将来のリスクを減らすためのワクチンってことですね。

 

定期接種化により公費負担に!

B型肝炎ワクチンはいままで任意接種ワクチンだったため、接種するかどうかは保護者に任せられており、費用も自己負担でした。

しかし!今回の決定により定期接種ワクチンに変わるため、2016年10月1日以降は無料で受けられます。これは親からしたらとてもありがたいですね。

※自治体によっては、10月になる前から公費で接種できたり、対象者に助成金を出してくれるところもあります。

管理人の住む地域では、6月の時点ですでに公費で接種できるようになっていたので、対象のお子さんがいる方は各自治体に確認してみることをおすすめします。

 

対象となる赤ちゃんは?

こちらの定期接種化ですが、残念ながら誰でも公費で受けられるわけではありません。

  • 2016年4月1日以降に生まれた赤ちゃんであること
  • 0歳児であること

この二つの条件を満たして初めて公費で接種ができます。

つまり、2016年3月31日以前に生まれた赤ちゃんは対象外となるため、たとえ0歳児でも公費では受けられないのです。

また逆に2016年4月1日以降に生まれた子でも、複数回ある接種の一部が1歳以降になった場合、その時の接種代は自己負担となります。

 

対象者は接種時期に気を付けて!

B型肝炎の予防接種は合計3回あります。
生後2か月以降に、4週間隔で2回、その後20~24週空けて3回目を接種します。

 

例)2017年4月1日生まれの子の場合
6月1日に1回目→7月1日に2回目→12月1日に3回目

 

しかしここで注意が必要です!もし上の例の子が開始時期を遅らせたとしたら…

 

例)10月1日に1回目→11月1日に2回目→4月1日に3回目

 

3回目は1歳になっているため公費対象ではありません
つまり3回とも公費で接種するなら、遅くても生後6か月までには1回目を受ける必要があります。

 

でもスケジュールがややこしい…

スケジュールが表になっているものを見ても、具体的にいつ頃接種できるのかはいまいちわかり辛いもの。どれをいつ受けるのか忘れそう…という方も多いと思います。

特に二人目、三人目…となっていくと、この子はこのワクチンでこの子はこっちで、と余計ややこしい!

そんなお母さんにぜひ活用してほしいのが、スマートフォンのアプリ

いまはいろんなアプリがありますが、特におすすめなのが『予防接種スケジューラー』というアプリ。こちらは実際に筆者も使っているのですが、本当に使いやすい!!

筆者が良かったと思ったのは、

  • 無料で使える
  • 兄弟全員登録できる
  • 今月接種できるワクチンが一目でわかる
  • 接種予定日を入力すると、1週間前や前日に通知をしてくれる
  • 作りがシンプルなので、見やすい

というところ。

他にも各ワクチンの詳細が見られたり、一覧表も見ることができたり、無料アプリとは思えないくらいたくさんの情報が入っています。

予防接種のスケジュール管理がややこしくて困っている…という方はぜひ活用してみてください!

 

まとめ

B型肝炎の定期接種化により、今後さらに他のワクチンの重要性も再認識されるのではないでしょうか。

予防接種を受ける受けないは個人の自由ですが、大切なお子さんのためにも、これを機により多くの方に予防接種についてを改めて考えてもらえたらと思います。

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