出産準備には欠かせない赤ちゃんのお布団。
ここで悩む親御さんも多いはず…
今回は、実際に子供2人をベビーベッドと布団での添い寝両方で育てた筆者が、ママ目線でそれぞれのメリット・デメリット、どんなご家庭におすすめかをまとめました!
ぜひ、出産準備の参考にしてみてください。
ベビーベッドを選ぶ
ベビーベッドといえば木材が使用された柵のベッドを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ですが最近は、使わなくなったら折りたたんでしまうことができたり、全体的にサイズが小さめのミニベッドがあったり、世間のニーズに合わせてベビーベッドも進化しています。
メリット
- 赤ちゃんが踏まれたりつぶされる心配がない
- 立ちながらお世話ができるため、足腰の負担が少ない(ミニサイズは例外)
- 床から離れているため、ほこり等が届きにくく衛生面で良い
- 赤ちゃんの自立心が養われる
- 大きくなったらベビーサークルとして使えたり、物置として使える
- 寝ているときにつぶす心配がないため、短い時間でもママが熟睡できる
主に高さがあることによるメリットが多いですね!
またメリーなどのおもちゃを取り付けやすかったり、親もベッドを使用してる場合は横付けして添い寝のように顔を見ながら寝られたりという点も。
デメリット
- 固定の場所をとる
- ベッド代+布団代、その他オプションでお金がかかる(数万~)
- ベッドで寝ない赤ちゃんの場合、無駄になる可能性がある
- ベッドの組み立ては体力を使うため、女性一人で組み立てるのは厳しい(妊婦さんは余計に)
- 添い乳は厳しい
- 親が敷布団の場合、お世話のたびに立ち上がらなければならない
一番の懸念点は金銭面でしょうか?
ベッド本体代・中に使う布団代・お昼寝用布団代(お昼寝場所と夜寝る場所が別の場合)・廃棄する際の廃棄代など
正直ベッド本体はピンキリです。
ただ実際にはベッドの使用が終わり廃棄したい人から譲ってもらったり、リサイクルショップで購入したり、新品を購入しなくても済むパターンも多いですね。
そもそもベビーベッドって長持ちするのに実際の使用期間は短いですからね、綺麗に使われたものなら中古も選択肢に入れて良さそうです。
冬は特にベッドが冷たくて嫌がる子もいるね。寝かせる前は温めておくとか工夫してみよう!
ベビーベッドがおおすめの家庭は?
ベビーベッドは赤ちゃんの空間が確立されている、いわば『家』のようなもの。
赤ちゃんの寝床、パパママの寝床と分けることで、
- 早くから自立心を養いたい
- 寝室での夫婦の時間を大切にしたい
という方には特にベビーベッドは向いていますね。
またそれとは別に環境として
- 上の子がまだ小さいご家庭
- ペットを飼われているご家庭
も、赤ちゃんが踏まれる心配のないベビーベッドはとてもおすすめです。
レンタルも可能
ベビーベッドはレンタルもできますが、
- どんな状態のものが届くかわからない(新品同様のものから使い古されたものまで)
- 往復送料代も上乗せのため、長期間レンタルすると新品を購入するのと変わらないくらい高くなることがある
といったこともあります。
使用後に場所をとらない・短期なら比較的安く済むなどの利点もありますが、レンタルをする場合は必ず使用期間や費用をよく考慮したうえで検討するようにしましょう。
添い寝を選ぶ
赤ちゃんと一緒に家族で川の字に寝ることに憧れる方も多いかと思います。
赤ちゃん用の敷布団を別に敷いたり、ママたちと同じ布団で寝たり、最近はベビー布団にガードのついた添い寝用布団まであったり。添い寝の方法も多種多様!
メリット
- 添い乳ができるため、母乳育児のママは授乳が楽
- 赤ちゃんのすぐ横で寝るため、寝てる最中の異変に気付きやすい
- 人がそばにいる安心感からよく寝てくれる
- ベビーベッドを買うより経済的
- ベビー用布団のみだと使用中も使用後も場所をとらない
- 赤ちゃんがすでに横になっている状態で寝かしつけられるため、移動の手間がなく無駄に起こさずに済む
添い寝のメリットに関しては、個人的に私が感じたことが多いです!
とにかく赤ちゃんの一挙一動にすぐ反応でき、おむつ替えや授乳なども立ち上がる動作を最小限にできるのは、細切れ睡眠がきつい時期はかなり助かりました。
ただし!添い乳に関しては
- 同じ体制が多いため乳腺炎になりやすい
- 同じ理由で腰痛が起こりやすい
- 親が眠ることにより窒息させてしまう危険性
といったデメリットも。
また低月齢では吐き戻し防止のためゲップを促すので、どのみち起き上がる必要はあるという…
デメリット
- こまめに掃除をしないとほこりなどの衛生面でよろしくない
- 誤って踏んでしまったりつぶしてしまう危険性
- 大人の毛布による窒息の危険や、場合によってはSIDS(乳幼児突然死症候群)の原因となる可能性がある
- パパママのベッドで添い寝する場合、赤ちゃんが転落する危険がある
- 添い寝じゃないと寝られなくなる可能性が高い
- 万が一夫婦も寝てる布団に赤ちゃんのうんちやおしっこが漏れると、処理がとても大変(ベッドで一緒に寝てる場合は特に)
添い寝の一番のデメリットはやはり安全面です。
ベッドでの添い寝は転落の危険性があり、敷布団での添い寝は転落の危険がない代わりに踏んでしまう危険性があります。
また厚すぎる布団や柔らかすぎる布団、マットでの添い寝もやはり安全面から避けるべきですり
添い寝はどんな家庭におすすめ?
添い寝自体は基本的にはどんなご家庭でもすることはできます。
ただ赤ちゃんの安全を考慮するなら、
- 1人目の赤ちゃん
- 夫婦とも敷布団で寝ているご家庭
が特におすすめ!
兄弟がいて添い寝する場合は、敷布団でもベッドインベッドを使用したり、低月齢のうちはベッドで途中から添い寝、などをしておくと安心度が増しますね。
という場合は、ベッドインベッドの使用かベビーベッドを横付けする形での添い寝なら安全面でも多少安心。
個人的に添い寝でベストな形は
- 親も敷布団
- 子供用の布団を横付け
なので、今現在敷布団で寝ている方はぜひ別で赤ちゃん用の敷布団を買ってあげてほしいです。
SIDSに注意!
添い寝をする場合、かけ布団は基本赤ちゃん専用のものを別に用意しましょう!
冬の寒い時期は特にありがちですが、親がくるまっている布団が赤ちゃんの顔にかかり、窒息する可能性があります。
また、親と一緒の布団に入ることで赤ちゃんの体温が上がり、SIDSの原因になりうるともいわれています。(SIDSは体に熱がこもる”うつ熱”に起因した例が多い)
まとめ
ベビーベッドと添い寝、それぞれのメリット・デメリットを挙げてみました。
赤ちゃんのお布団選びに
なんて決まりは一切ありません。
出産準備品にかける費用やそれぞれの家庭環境を照らし合わせつつ、なにより親御さんの使い勝手のいいと思うほうをぜひ選んでみてください。
ちなみに筆者は一人目妊娠中どちらにするか悩んでいる時、義実家のプレゼントによりベビーベッドを使用することに。
が、ベッドに置くと起きてしまうのと、母乳育児&夫婦が敷布団だったため、結局1か月ほど使用したきりその後は添い寝に切り替わりました…
こういったパターンもありますので、もし同じような状況でベビーベッドにしようか悩んでいる方がいましたら、産後に購入を検討するのもありだと思います。
ベビーベッドは高い買い物なので…!
それでは、お読みいただきありがとうございました!