こんにちは、ばななです。
以前投稿したこちらの記事。
ここでもちょろっと触れた、営業のデメリット。
営業って言っても死ぬほど職種はあるので、今回は求人広告代理店の営業に絞って書いていきます。というかそれしか経験してないから絞らざるを得ないんですね!
私も転職時には「求人広告代理店 営業」「広告代理店 営業 大変」とかそんなんでネットサーフィンしてました。
きっとここにたどり着いた方も多かれ少なかれそんなことを検索された方なのかなーと思って記事を書きますね。
今回はメリットというかいいことはあまり書きません。
求人広告代理店営業の、辛いところをピックアップしていきます。
それではいきましょう!
その1:とにかく怒られる
ほんと、全ての行動がこれに繋がります。
私が営業になる前に読ませてもらったブログにも書いてありました。
「とにかく怒られる仕事ですよ」
って。
まぁそんなこと言うても、そこまでではないでしょうに…と思ってましたが。
実際やってみて思いました。
その通り!!!!納得!!!!!!
まず何に怒られるかといいますと。
テレアポして怒られる
営業にはテレアポはつきものなんだけど、正直人生でテレアポってものをしたことがなかったので、「まぁ、大丈夫でしょ!」とあまり深くは考えてはおらず。
実際やる内容としては、
- 電話をかける
- アポイントを取る
っていう簡単なもの。
文字にしてしまえば簡単そのものね。
でもこれを行動に移すと…まぁこの簡単な説明では説明しきれない部分がたくさんありまして…!!
まず第一前提で、電話かけてそんな簡単にアポイント取れません。
文にすると1件かけたら1件アポイント取れる♪みたいな気軽さがあるけど、そんなことないの!何十件とかけてやっと1件アポ取れた…ってレベル。
テレアポの大変さは置いてといて、結果テレアポで何で怒られるかというと…
『営業電話をしてきたことに怒られる』
これにつきます。
もはや仕事するなと言われているのと同じである。
確かに電話を受けた側からすればただの迷惑な営業電話であって、まず職種や内容は違えど「営業電話」であることには変わりないのよね。
もちろん6割くらいのところはそれなりに丁寧に対応してくれますよ。断られますが。
しかも求人広告代理店は会社が死ぬほどあるのがまず一つのおしいところ。
自分は初めて電話した会社でも、実は同じような求人広告代理店の営業からその日だけでも2〜3件電話がきてた、とかそういうのが普通に起こりうる。
自分たち営業側からしたら
と思っても、電話かかってきた側からしたら同じ「求人広告の営業」ですからね。
そんなこんなで競合他社が多いぶん、
- 間に合っています
- 他に付き合いのある代理店があるので
- 自分で調べるので結構です
といった常套句は耳にタコができるほど聞きました。
むしろこの程度の断り方ならいいんです。
問題は、キレてくる人。どこにでもヤバイ人はいるんだなって実感します。
「なんで仕事の邪魔をするんだ!仕事中に電話するな!」
「(名乗ってる途中で)…チっ!(ガチャ切り)」
こんなのにも遭遇します。動物飛び出し注意!な感覚で遭遇しますね。もはや飛びかかってくる動物です。
ちなみに言いますが、これらは初めて電話したところで名乗ったあたりで言われます。
ものすごく頻繁に出会うわけではないですが、出会った時の衝撃はでかいです。いまだに忘れられない。
仕事で電話してるだけなんだけどな…と何度思ったことか。
もちろんその後は二度とかけないよう✕します。
まぁとはいえ、テレアポで怒られるのは頻繁ではないので安心してください。少なくとも大半の企業は対社会人として礼儀正しく対応してくれます。
上司に怒られる
これは営業に限らずどの職種でもあることですが、営業に限っていえば怒られる内容としては
「数字がいかなくて怒られる」
ですね。
求人広告代理店の営業はひたすら媒体を売るしかないので、媒体の数字が命です。
ルート営業でも反響営業でもないぶん、新規営業をどんどんやらなければならない。
さらに目標数字は達成したとしても次の月にはまた目標があがるだけなので、延々と目標を追いかけます。だから目標っていうんだけど。
なんていうんだろ、イメージでいうと
「永遠に頂上につかない山登り」って感じかな?
もちろん役職とかまでいっちゃえば数字だけじゃなくて育成も任されるぶん、数字命!!ではなくなるけど、大半の一般社員は永遠に山登りしています。
登り続けている方は素直に尊敬です。
上司は常におしりを叩いてきます(物理的にじゃなくて)、まぁ上司もそれが仕事だからね。
これに関しては私はそこまで苦ではないけど、会社や上司によってはものすごくしんどいことになることもあります。
なのでこの上司に怒られるつらさってのは「会社により」変動するかな。
お客さんに怒られる
これもどの業界でもあることね!!接客業とかは一般の方を相手にしてるぶん特に顕著かも。
求人広告代理店でもお客さんに怒られるの?って思った方。
ええ、怒られます。
ミスして怒られるとかはまぁ当たり前だし自分の責任だから受け止めるけど、求人広告代理店ならではの受け止めきれない怒りというのもあります。
それが、
「人を採用できなくて怒られる」というもの。
正確には、怒られるというより営業の責任にされるって感じかな。
みたいな。まぁこんなはっきり言う人は稀ですけどね。
そりゃあね、こちらもちゃんと採用に繋がるように媒体提案して原稿作ってますからね、採用ができなかったら多少は責任感じますよ。
ただね、はっきりいうとどんな媒体でもサイズでも、くるとこはくるし来ないとこは来ない!!!
つまりは条件がよくないから採用できないの!応募がないの!!
嘘ついた原稿は違反になるから書けないし、最大限メリットを打ち出してこれでもか!っていう原稿作っても、こないとこはこない。
それがわからない人が結構いることいるということ。
そして採用できなかった責任を、提案してきてなおかつ立場が下の営業に押し付けるんですね。
悲しいですね。負のスパイラルである。
営業のなかでもお金をドブに捨てることになりかねない求人広告代理店の営業は、そんな怒られ方もします。
そしてそのお客さんは二度と使ってくれることはないので、売り上げは減りますね。
怒られるシリーズはこんなところでしょうか。
他にもひたすら怒られる職種はあると思うけど、求人広告代理店の営業もなかなかだと思う。
その代わり月日が経ってくると何にも動じない鉄の心を手に入れることができます。
多少怒られるくらいへっちゃらだぜ!ってなったらこの先怖いものはない。耐性がつくってすごいわぁ!
その2:競合他社が多い
これはさっきの怒られるシリーズでも触れたけど、とにかく競合他社が多いのもデメリットの一つかな。
有名どころだけでもリク○ート・マ○ナビ・バ○トル・ア○と種類が多く競合他社だらけ。
さらに最近はどこの会社も人手不足な状況を好機とみて求人広告の会社が増えたために、
- 主婦向けの求人サイト
- 短期バイトしたい方向けのサイト
- 看護師や保育士、介護士など専門職に特化したサイト
など…
とにかく多い!!!いくつかのサイトを1社が運営していることも多いけど、それでも会社の数はものすごく多い!
ネットのみならず、地方紙の求人、新聞折り込みの求人、各家にポストインしてくれる求人とかもある。
種類はちがうけど人不足を解消するために派遣も検討されるしね。
そして競合他社が多いとなにが起こるかというと…
- どの求人媒体を使うかお客さんが選ぶ数が増える
- 競合他社で採用できてると自分のところは基本使ってもらえない
- 無駄に頑固な客が多い(折り込み命!とか絶対ネットじゃなきゃだめ!とか)
- テレアポが重なる(ほんとに重なる)
- 東京や大阪などの大都市の競争率が恐ろしく半端ない(取り合いである。むしろ奪い合いかな?こわいね☆)
- 競合他社と比較される(値引きの有無とか、自由度の高さとか、費用対効果とかもろもろ)
こんなことが起こるんですね。
ええ、それはもうまるでサバンナのようですね。
私たちはみな獲物を狙うハンターですからね、奪ったり奪われたり弱肉強食な世界です。
いろんな性格の人が入り混じって競争する業界だからこそ、求人広告代理店の営業ならではの大変なことが多々あるんだと思います。
その3:やることが多い
こんなん他の仕事でも言えることなんですが。
まぁただ少なからず求人広告代理店の営業も基本的にやることたくさんあります。
とかにはならないかと。
- テレアポ
- アポ取れたとこに訪問
- 受注したら原稿制作
- 原稿のチェック作業
- 入稿後のお客さんへのフォロー
- 採用できてるかどうか(できてなかったら再提案&原稿再制作)
これらは基本どこの代理店でもやる。はず。
もちろん、会社によっては「テレアポ」や「原稿制作」は営業とは別の人が行うってとこもありますし、お客さんがものすごく多い人は専属の補助社員がいる、なんてこともあります。
ただ、もちろん自分で全部やる会社もあります。
そうなると、どうなるでしょう。
まず第一に、時間がない!!!
テレアポ部隊がいれば自分のテレアポの時間を省いて他のことができるし、原稿制作も一緒で制作部隊がいれば「こんな感じで作ってください」って頼んだらあとは完成を待つのみ。
ぜーんぶ自分でやるとなると、お客さんが増えれば増えるほど時間が足りなくなって残業時間も伸びてくのね。
原稿はお客さんにも見てもらわなきゃだけど平日休みのお客さんもいるし、タイミングが合わないと
なんてことにもなります。
実際私もたまにそうなる。
保育園のお迎えが間に合わない…!って泣きそうになってます。この時の焦りといったら!
そんな感じなので、やることの多さについては会社によりっていうのが正直なところ。
分散化されてるところもあれば全くされてないところもあるし、個人の力量ではどうしようもないところもありますね!
その4:どちらかというとルーチンワーク
やることこんなにあるのに!!!
って思うけど、やってる内容は常に一緒です。先輩後輩新人も関係なく、みーんな一緒!
マネージャーとか役職クラスになると人材育成とかも仕事に入ってくるけど、少なくとも私の会社はマネージャーさんたちも普通に営業やってます。育成しつつね。
仕事は、完全にルーチンワーク。
ひたすら
の繰り返し。
お客さんが増えてきたとしても、アポ取りが多少減るくらいであとの仕事は基本変わらない。
ここが、求人広告代理店の営業のつらさ!!!!
他の職種の営業だと、もしかしたら
- 新規事業に関われるチャンス
- 自分しか介入してない商品がある
かもしれないので、自分がいなくなることで影響って結構出ると思うのね。
でも求人広告代理店って、つまりは代理店なんです。そのまんまの意味。
大元の商品を売るのが仕事だから、商品を自由にカスタマイズできるわけでもなくある程度のルールに従いながら売っていく。
またやってることは基本みんな同じだから、誰か辞めたとしてもその人のお客さんが別の人に引き継がれるだけで「この人じゃなきゃわからない」とかそういうことも起こりづらい。
むしろ、辞める人がでたら引き継ぎで多少は自分のお客さんが増えるから、売り上げはあがるという。世知難い世の中だ…
一回仕事を覚えちゃえばあとは自分のやりやすいように仕事ができるっていうメリットはあるけど、やること自体は一緒だから、合う合わないが人によって顕著に出ると思う。
だから、この仕事スタイルが合う人は必然的に仕事も長く続くしすごく楽しいでしょう。
それか、別に楽しくはないけど苦ではないから続けられるって人。
合わない人からしたら、ものすごく苦痛ね!
だって、「なんだか合わないな、やっててつらいな」って仕事を永遠と続けていくわけで、しかもルーチンワークだから違うことして息抜き!とかもできない。
(あ、外行った時にちょっとカフェで休憩とかそういう息抜きはできますよ)
求人広告代理店の営業って入れ替わりがすごく激しいって言われてるし、1年未満で辞める人もわんさかいるような業界ですからね。
ほんと入ってみてやってみなきゃ自分に合うかどうかなんてのはわからない。
ってことで、工場でのライン作業ほどルーチンワークではないけど、各業界の営業のなかでは求人広告代理店はほぼルーチンワークです。
まとめる
求人広告代理店の営業のデメリットを4つほど紹介してみました。
- とにかく怒られる
- 競合他社が多い
- やることが多い
- けどルーチンワーク
書いてみて、案外少なかったなというのが私の正直な感想。
「あーもうくそ!このやろう!!」みたいになることの大半はこの4つのデメリットのどれかってことなんですね。
デメリットのみ見たら絶対こんな仕事無理ってなりますが、もちろんいいこともありますよ!(そんなたくさんあるわけじゃないけど!)
結局は同じ仕事をしてても人によって合う合わないがあるし、続ける理由も辞める理由も人それぞれです。
求人広告代理店の営業の使命でもある【求職者と企業を繋ぐ】ということにどこまで共感できるかも人それぞれ。
嫌なこともたくさんありますし社会の荒波にもまれまくってますけど、大変だからこそこの仕事を通して得るものがたくさんあるのも事実。
少しでも求人広告代理店の営業に興味がある方はぜひチャレンジしてみてください!
私がここであげたデメリットにもきっと「ああ、たしかにそうだわ。」って思うことでしょう…!
それでは!