こんにちは、ばななです。
元求人広告代理店営業として働いていた私。求人広告って、アピール面を大きくするためブラックかホワイトかもわからないように作っています。
実際私も求人広告代理店営業の求人見て、まんまと騙され「良さそう!」と即決したもののかなりブラック、軽く鬱っぽくなったこともあり…
あ、もう辞めてますけどね!
そんな求人広告ですが、その中でも離職率の低い求人を見極める方法はあります。
今回は実際に広告作成をしていた経験をもとに仕事探しに役立つ情報を書いていきます〜!
広告はポジティブに作られている
求人広告とはあくまでお客さん(募集企業側)に買ってもらう”商品”です。
広告枠の大きさや媒体、オプションに応じて価格が変動し、某有名求人フリーペーパーなんかはページ一面丸々の枠を買うと、軽く○十万…大企業にしかできないレベル。
通常の企業は基本そこまで求人にコストをかけられないので、なるべく安くて効果がありそうな広告を買い、求人をかけます。
ということはですよ?
大半のお客さんが同じ広告サイズなわけで、書ける文章量も一緒。それがずらーーっと並ぶ、と。
そうなると、同じような職種や競合他社の求人も多いなか、いかに仕事を探している人の目に留まり応募してもらえる広告が作れるかが我々広告代理店のカギになるわけです。
- 読みやすい文章で
- わかりやすい内容で
- ポジティブな言い回し
これが大切!
結婚式の新郎新婦を司会者さんが紹介する時、
なんてそれが本当だとしても、こんなど直球に伝えないですよね?
せめて
とポジティブに言い換えます。
これを、求人広告でも行っています。
実際どんな言い換えがあるのかは種類がありすぎて長くなるので、こちらの記事にまとめました。
気になる方はこちらをどうぞ!
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離職率の低い求人広告とは
求人広告は基本ポジティブに作られていますが、ではどうやって離職率の低い優良求人を見極めるのか…
簡単にまとめると、
- 上っ面だけのポジティブワードが並んでいない
- 具体的で理に適った良さを伝えている
- 求人を出す理由が明確
- 理由もなく勤務開始日が即日ではない
- 滅多に出てこない求人
- 応募や問い合わせへの対応がちゃんとしている
- オープニングスタッフ募集
- 面接で見極める!!!
です!
(※あくまで私見なので確実ではないですよ!軽く参考にする程度にしておいてください)
一つずつご説明します。
ポジティブワードのみではない
これ、ここ以外でも当てはめることできるよね…?
という文章ばかりが並んでいる求人は、よく言えばどこにでもある普通の仕事や職場、悪く言えばいいところが全く出てこない結果。
特に、抽象的なポジティブワード連発は危険…
↑こんな求人があっても、「いや絶対あり得ないだろ」と思いません?
そもそもこれが本当だったらそうそう人辞めないですし、求人かけなくても紹介経由だったりですぐ埋まります。
具体的で理にかなっている
これは上であげたポジティブワード連発に付随しています。
人の主観での感想やふんわりした言い回しは
、アピールポイントがほかにない時によく使用していました、私も。
- ここがいい!
- こんな制度があるよ!
- 仕事は○○を行ってるよ!
と具体的で理にかなった良い面の説明がある場合、そこが企業や店にとってのアピールポイントで他の求人と差別化しています。
特に募集先独自のプラス面を具体的に書いている場合、働く上での工夫が多かったり労働者を大切にしている優良企業の可能性が高くなりますね。
求人を出す理由が明確
なぜ求人が出されているのか、気になりませんか?
だいたいの理由はこの5つに分類されます。
- ただただ万年人不足
- 急に退職され緊急で必要
- 円満退社後の引き継ぎを探している
- 業務拡大による増員のため
- 新規店舗オープンのため
なかでも、3.4.5を明確に記載している求人は比較的ホワイトです。
人が足りない、ではなく足りてるがさらに増やすor後任者が求人の理由になるため、企業自体に安定感があり離職率は低めの傾向にあります。
理由もなく勤務開始日が即日でない
勤務開始日はいつからなのか、こちらもとても重要です。
即日勤務可能な場合、世間一般的にはブラックと呼ばれることが多いです。
一つ前の項目であげたような理由で求人をかけている場合は、即日勤務には基本なりませんからね。
いますぐ働いて欲しい状況になぜなっているのか、ここがはっきりしていない求人は…お察しの通りです。
もう一つ言うと、面接時にその場で合格を出し勤務日も翌日から、といったパターンはほぼほぼブラックです。
ほかに流れて欲しくないからその場で合格をだすので、結構な確率で離職率の高い仕事。
ぶっちゃけますと私が求人広告代理店の営業になったときも、即採用でした。(そしてその後1年足らずで辞めました…)
滅多に出てこない求人
これは、つまりはレア度が高く人気な職種ということ。
例えばケーキ屋やカフェ、アミューズメント施設、映画館や本屋など…多少待遇が悪くても、それを上回る魅力があるため離職率が低いです。
また、そもそもここで働きたいんです!!という方が多い仕事や企業も、求人広告にはほぼ出ません。
そういった企業は企業自身が求人を行ってますね。(新卒採用は除く)
問い合わせ対応がしっかりしている
そもそも応募したのに連絡すら返ってこない企業は論外ですが、例えば事前に伺いたいことがあってメールや電話で問い合わせしたとき。
対応が雑かどうかで社員やスタッフの教育が行き届いている職場なのかがわかります。
明らかに対応する態度ではないのはもってのほかですし、マニュアルがしっかりある職場は受け答えもスムーズです。
(丁寧なのにやたら冷たい人もいるけど)
ここも職場環境が垣間見えるポイントなので、離職率の低さを見極める時にもってこいです。
オープニングスタッフ募集
オープニングスタッフに関しては、既存の人間関係が基本なく同期が多いため、働きやすいことが特徴。
みんなスタートが同じなほうが立場も同じでフラットな関係が築きやすいので。
特に非接客のオープニングスタッフ(工場や倉庫など)はレア度が高く人気ですね。
営業時代、担当したなかで一番応募者が多かった求人が倉庫系のオープニングスタッフ募集でした。
ただしこれに関しては離職率が低いかは運です。
同期のなかに一人でも気の合う仲間がいればまだ続けやすいですが、一人もいなかったり唯一頼れるはずの上司や先輩とそりが合わないといった可能性もあるので…
面接で見極めるのみ!
最後は面接です。
求人広告が誇大広告になっていないかは、特に雰囲気や人間関係に関してはある程度面接時に判断できます。
面接に行った際、
- どんな対応をされるのか
- すれ違う現社員の雰囲気はどうか
- 職場の空気がギスギスしていないか(社内を通る場合)
などなど。
仕事に関してはさすがにやってみないとわからないですが、抽象的にアピールされているポイントについてはある程度の観察はできます。
あとは、いまはネットでの口コミも発達しているので、そういったものを参考にするのも良いかと。
その他
あとは、求人に載っている実際の職場の写真で雰囲気を感じとることもできますね。
基本写真に写っている人は現時点で勤務している人でなければいけないという規定(著作権的に)があります。
「この方優しそうだな〜」とかで惹かれて応募される方もおり、だいたい直感は当たっていることが多い。
ただ、その人がすぐに辞めてしまう可能性も大いにあるので、期待しすぎには注意が必要。
未経験可で資格も不要、誰でもウェルカム!な求人は、必然的に慢性人手不足な職種である可能性が高いです。
介護職や営業、コールセンターなんかは特に常に応募していますね。
その分待遇や独自制度で人材確保に努める企業もあるので、そこの見極めが大切です。
まとめ
離職率の低い求人広告の見極め方についてお話しました。
まとめると、
- とってつけたような上っ面だけのポジティブワードが並んでいない
- 具体的で理に適った良さを伝えている
- 求人を出す理由が明確
- 理由もなく勤務開始日が即日ではない
- 滅多に出てこない求人
- 応募や問い合わせへの対応がちゃんとしている
- オープニングスタッフ募集
- 面接で見極める!!!
です!
私が求人広告代理店営業として働いていた経験をもとに書いていますが、あくまで主観になるのでそこはあしからず…
離職率が低くても自分とは全く合わない仕事である可能性もあるので、あとはご自身のフィーリングも信じてあげてください。
素敵な仕事に出会えることを祈っています!
お読みいただきありがとうございました!
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